TBS系番組クレイジージャーニーのヤラセ問題とWebメディアとの共通点について
こんにちは山中もとおです。
個人的にも楽しみしていたテレビ番組「クレイジージャーニー」の打ち切りが決定しました。
そもそもの発端は現地で発見できなかったトカゲやイグアナを事前に購入し、その場所に放流してうえで、さも偶然見つけたような演出であったという事が内部告発?で発覚し週刊誌に特集され、最終的には番組打ち切りにまで追いやられました。
松本人志さんをはじめMC陣やその関係者にとっても驚きの結果だった事でしょう。

今回は人気のあったテレビ番組だったからこそ、かなりのメディアで取り上げられていますが、本質的には2年前にWeb業界を騒がせたウェルク(Welq)の問題と大きな差はありません。
当時のウェルク(Welq)で問題になった事は検索エンジンから集客のために、ありもしない事実を執筆しキャッチーなキーワードで上位に表示した事が発端なのだ。
この2つの共通点としては自分たちの力量以上に人から注目を浴びるために、現場サイドが忖度して捏造に加担し作品を造りあげたという点だ。
クレイジージャーニーもウェルク(Welq)も決して最初から捏造したメディアを造ろうと思ってはいないはずです。
最初は純粋に視聴率やPVを目標に純粋にユーザーの目を引くような番組・メディアを造ろうとしていたはずです。
しかし、いつしか数字という目標に追われるようになり、その圧力と功名心が入り混じりお互いにこのような事態に陥ったのだと推測しています。
一昨年ウェルク(Welq)に事件が公になった際はテレビなどのマスコミは一斉にネットを叩きました。そしていまは今回のクレイジージャーニーや同じく打ち切りになったテレビ番組”消えた天才”をネット側が叩いている。
いずれまた似たような問題は起こり得るでしょう。
ユーザーから注目を浴びるメディアを造れる事は凄い事ですが、それを公明正大に維持し続けるのも厳しい物があると思いますし、多かれ少なかれ捏造の歴史は終わらないと思います。
今日はこの辺で。