起業家として仕事を選べる立場になるには?

こんにちは、山中もとおです。

会社の経営者としては失格のようなセリフにも聞こえますが、どうやったら仕事を選べる立場になれるかここ数年自問自答していました。

元々モーレツブラック系の代理店出身の身としては「仕事を断る」という選択肢は、ほぼありませんでした。

現に代理店勤務時代は受注すればクレームになることが分かっていながら、自分や部下のノルマ達成を優先させた事も多々あります。

それを良しとするような会社とは早くオサラバできれば良いのですが、立場上中々難しいのも現実です。

自分で起業する会社は「できるだけ仕事を選べるような体制にしたい!」と起業以前から考えておりました。

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そのための準備してきた事をいくつか記載します。

・むやみに人材を雇用しない
・オフィスを必要以上に華美にしない
・テレアポなど広く一般的なマーケティング手法に頼らない

企業の経営を苦しめる圧倒的な要因は固定費です。この固定費をいかに抑えるかで受注する案件のボリュームを調整できるのでは?と考えていました。

この固定費が増幅してしまうと・・・

無理やりいろんな案件を受注する

それを捌くために新たな人員雇用する

いつかその案件が無くなる

人件費を賄うためにまたいろんな案件を受注する

といつまでもループが止まりません。こうやって衰退していった代理店をたくさん見てきました。

もちろん、ポジティブなケースもあって無理やりいろんな案件を受注すると様々な見識が身につき、同業種の案件などをさらに受注し易くなる場合もあります。

しかし、それは体制が整っている大規模代理店などがやる事であり、中小の代理店が行うと従業員の疲弊を招き組織方向の第一歩を踏み出す事になってしまいます。

まあ、そういう組織の方が短期的には目先の利益を生みやすいという業界の特殊な部分でもありますが・・

私は過去数回これを経験してきたので、新しく作る会社はマジメな人が報われるようにという意味でこの名前にしています。

ありがたい事に、最近は安定してコンサル案件も増え「ちょっとやだな」と思える仕事を断れるレベルになってきました。

ちょっとやだなと思うような仕事を受けてしまうと、そこに時間を取られてしまい本当に大事な案件を失い兼ねません。

しかし、不思議な事に仕事というのは選べる立場になればなるほど、新しい話が舞い込んでくるものです。

基本的姿勢はガツガツしていますが、代理店時代とは少し目先を変えて頑張っていこうと思います。

今日はこの辺で。

著者プロフィール

山中もとお

2006年8月 株式会社フルスピード入社SEMを中心としたコンサルティング業務に従事。 2009年10月東京から札幌に移住してインターネット広告代理店設立に参画し取締役就任。 設立4年で20億の売り上げを達成! 北海道からIT業界を盛り上げるために奔走中。

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山中もとお