大型代理店と個人コンサルの特徴②
前回、代理店型について言及しましたところ多くの反響を頂きました。ありがとうございます。
今回は個人コンサル型について記載します。
私が 仲良くお付き合いさせて頂いてる方々にはこの個人コンサル型の
法人や屋号を立ち上げ独立している人が多く、特にこの2〜3年で一気に増えている印象があります。
コンサル型の良いところは高いスキルを持ったコンサルタントが
担当してくれる可能性が高いという点です。
また業務を分業せず訪問営業から入稿~運用まで
一人の担当が行っているパターンが多いのも特徴です。
唯一の担当者に聞けばそのアカウントにおける大体の
事情は分かりますので情報が一本化できるので大変良いと思います。
彼らは大手代理店や広告主側として貴重なキャリアを歩んできた
場合が多く担当する案件が成功する確率も高い事も事実です。
特にリスティング広告やSEOなどは属人的ないわゆる「個」の力が
強く発揮されるモデルですから修羅場を経験してきた運用担当であれば心強いでしょう。
ただデメリットもあります。当然会社としては小規模なところが
多いですから取引するにあたり与信などにおいて社内の稟議が
通過しないケースもあるでしょう。
また個人コンサルタントの場合、SEOやリスティング一本で
食べている会社が多いので専門外の仕事は発注できないでしょう。
例えばリスティング広告はコンサル型の会社に依頼しても、アフィリエイトやアドネットワークは
は他社代理店経由で手配しなければならないなど、一本化できない煩わしさが発生します。
加えて基本的に無理な経営をする必要もなく効率化を度外視している分、
必要以上に多くの案件を受注しないというスタンスのところが多いと思います。
そのため、案件によってはお願いしても、断われてしまうケースもあるでしょう。
どちらが良いとか悪いとかではなく使い方の問題ですからこの選択肢は難しいです。
前職時の先輩や後輩にも独立して個人コンサル型の起業をしている人が大勢いらっしゃいますが
みなさん課題は似ています。それは自分以外のコンサルタントの育成です。
次回以降は「コンサルタント教育について」というお題で連載したいと思います。
今日はこの辺で。