オリジナルサービスを生み出すには
起業してからというもの、新規ビジネスの準備に奔走しています。
もちろんこれまでの経験を生かしてWebコンサルティングの業務もしっかりと実行し結果を残してている自負はあるのですが、5年後10年後の未来を考えイノベーションの構築を行っています。
なぜ、オリジナルサービスにこだわっているのかと言うと代理店ビジネスだけではやがて、社内からも社外からも見放されてしまうからです。
これまで7年間の間、様々なインターネット系代理店を見て来ました。
形の大小はあれどSEOやリスティング広告、アフィリエイトなどの仲介はぶっちゃけ個人でも出来ます。
またWebサイト制作やそのディレクションもある程度経験があれば誰でも出来るのです。
もちろん、案件の難易度や大小はそれぞれありますが、わざわざ大きな組織に属していなくても出来る事が多いと言うのが事実です。
その証拠に前々職の同僚で独立もしくは中小企業経営参画を果たしている人は実に30人を超えるでしょう。
かく言う私もその一人なのですが、小さい組織の方が小回りが聞くので動きやすく、自分の為に時間を使えるし、結局それがクライアントの利益にも繋がると言う事を実感しています。
しかし、その勢いで会社の売り上げを伸ばし、ただ規模を拡大してもやがては、かつて自分自身が所属していた大きな組織と同じ課題を抱え、優秀な社員や役員は独立していってしまうでしょう。
その繰り返しです。
なぜそうなってしまうか?
それは、冒頭にも記載しましたが、ある程度経験とほんの少しの資金があれば誰にでも出来るからです。
「こんなの誰でもできるな」といって辞めて行った人たちを何人も見ました。
でも逆にそうならない会社もあります。
IT系の会社でも離職率が低く、優秀な社員があまり流出しないような会社を思い浮かべてみてください。
どことは言いませんが、何社かは必ずあるはずです。
そういった会社は必ずと言っていいほど「オリジナルサービス」を抱えています。
もちろん、給与など待遇が良いというのもあるでしょうが、大抵はそうなのです。
その会社じゃないと、その組織じゃ無いと携われないような仕事、サービスを抱えている企業は優秀な人材があまり流出しないイメージがあります。
特徴のある企業のサービスは少しの資本や営業では真似する事が難しく、独立しようという気すらあまり起こらない物です。
オリジナルサービスを抱えていない会社は人材が流出しそうになると、目先の給与で吊って引き止めるか、上司が恩着せがましくこれまでの義理を振りかざしてきたりとか、そういった不安定な要素に苛まれる事になります。
おそらく、時間さえ掛ければ私もいまの事業形態のまま、ある程度まで人員を拡大する事はそれほど難しくは無いと思います。
しかし、前職ではその虚しさも味わっています。
以前、同年代の経営者が「会社の利益と幸せ度は比例しない」とボソっと言ってましたがまさにその通りだと思います。
その前に他社がカンタンに真似できない事業を起こす事、それを目標にちいさい事から積み上げて行きたいと思います。
そして新しい発表も、もうすぐで出来そうです!
今日はこの辺で。