ニアショアのオフィスを運営するメリットとデメリット〜その②〜
ニアショアのメリットとは?
北海道ではみなさん自動車のタイヤ交換も終わって降雪に備えています。
そんな私は北海道5年目ですが、未だに自分でタイヤ交換はできないので
ガソリンスタンドのお兄さんに丸投げです。
さて、今回はニアショアオフィスのメリットについて言及します。
まず結論から先に書きます。
メリットはめちゃくちゃ多いです!
当社はリスティング広告の運用、SEOコンサル、Webサイトの制作を
生業としている会社ですのでその周辺事業を中心に記載致します。
・販管費を低減できる
家賃がとにかく安い!そして一等地でも空きテナントが多い。
すぐにオフィス作れますよ。特に札幌は景気が悪いので値下げ交渉にも
応じてくれると思います。
ちなみに当社が入っているオフォスは保証金も必要無かったです。
特に経営者の皆さんが気にしている人件費もそうです。
前職の会社では運用担当の離職率が高く問題になっていましたが
離職率というか転職率が低いので目先の人件費に関わる問題だけでは無く採用費も抑えられます。
転職率が低いというのもニアショアの特徴です。
東京では同じ業態の企業が多いのである程度、仕事に関する
ノウハウを得てしまえば、やる事は同じなので競合の会社さんに
転職したり、仕事さえ取れれば独立起業する人が多いと思います。
しかし地方の場合は他に転職できる企業の選択肢も少ないので
この心配はあまり無いのです。
また人材を採用する媒体もインターネット媒体では無く、
紙媒体の求人紙とハローワークに絞っています。
インターネット系の会社なのに不思議ですね。
これも地方ならではの特色でしょう。
せっかく一人あたり数十万~数百万の採用費を掛け
数ヶ月で退職されてしまっては経営者としては
痛いですからこれは大きな違いですね。
・助成金の付与
これもメリットのひとつです。
各地方によって種類や制度はいろいろあるので各自治体や
厚生労働省の出先機関に確認してください。
また同じ地域でも毎年制度が猫の目のように変わります。
社労士さんと契約しているのであれば、相談するのが早いでしょう。
雇用人数が多いと金額もバカにならないので、当社も設立当初は大変助かりました。
・接待と社内福利の優位性
やましい意味では無くクライアントさまと距離感を縮めるために
打ち合わせを兼ねた旅行が大変効果的なのですが、保養所などとの
提携が無い中小企業はなかなか難しいのが現状です。
しかしニアショアオフィスがありその地域を案内できる人間が
いれば良いキッカケになるでしょう。
また、社内の人間であっても地方に行く楽しみが生まれモチベーションに繋がるでしょう。
その逆に、ニアショアに勤務している社員が東京に行く楽しみも生まれます。
とまあ私も札幌に移住して4年経ちすっかり地方生活をエンジョイしており
都合の良い事ばかりかきましたが、デメリットも多いのは事実です。
中には形にならずに撤退を余儀なくされたケースもいくつか見ています。
次回はその内容について言及します。
今日はこの辺で。