メンターという存在について~前編~

 

みなさんこんにちは。山中もとおです。

最近、若い経営者同士の会話でメンターという言葉を良く耳にします。

メンターとは、仕事上での指導者や助言者の意味で、経営者だけでなく新入社員などを精神的にサポートするための専任者のことを言います。

今回の話題は2つあります。

かつて、前々職、前職のときに自分自身はマネジャーとして、経営陣として、メンターの役目を果たせていたのだろうか?

そして、いま経営者として自分自身のメンターが必要なのではないか?

ということです。

まず、前者については完全に失格でしょう。
思い返しても、自分でも最悪で反省しかありません。

メンターどころか、逆にメンバーのモチベーション下げていた事の方が多かったと思います。

前々職では、会社に入社したタイミングが良く、24歳という若さでマネージャーを任せれ、それが当たり前になっていたのですが、当時は自分の営業成績や評価を保つことで頭がいっぱいで、周りを思いやる気持ちも無く、とにかく数字をあげて、自分やチームの評価が上がればそれで良いと思っていたし、その過程で脱落していくメンバーがいても「アイツ心が弱かった」「営業の才能が無かった」と自分に言い聞かせ納得させていましたが、今にしても思えば何らか別の手段でフォローできたのでは無いかと後悔しています。

もう少し育成力があれば・・・

もう少し経験があれば・・・

メンターとしての役割を、果たせたのではないかと思っています。

特に、前々職の会社は上場企業で優秀な人材も多く、恵まれた環境にいた訳ですから、何とでもできたと思いますし、当時に戻れるなら当時の自分に説教したいです。
ブログ2

前職に関してはさらに状態は悪化し、札幌という知り合いも友人も全くいない、見知らぬ土地で業界未経験のメンバーと組織の立ち上げを行ったのですが、急成長を目標としたあまり、ブレーキを掛けることを忘れて、アクセル踏み続ける日々が続いてしました。

そのため、脱落するメンバーの比率も当然高くなり、営業の現場を経験できない分、メンバーの成長力に限界が訪れ、それをナントカするために、さらにギアを上げる毎日の中で、やがて自分自身にも限界が訪れてしまいました。

もちろんメンターとしての役目なんて果たせていません。組織の形成で頭がいっぱいです。

ジェットコースターのような経営方針にも振り回され、こっちのメンタルが崩壊寸前の毎日でした。

この時に私自身が良いメンターに出会えていれば、会社を辞めて独立するということに対してもっと早く決断できたと思うのですが、なかなか踏み切れずにいました。

他人のメンターを務める以前に、自身のモチベーションを維持する事に苦労していました。

まあいずれにしても、こんな若造にメンターなんて、務まる訳が無いのは当然です。当時はそんな意識も薄かったかも知れません。

しかし株式会社マジメも来季からメンバーが増える予定なので、これまでの経験を踏まえて、またいつの日か良いメンターになれるように、チャレンジしたいと思います。

ちょっと長くなってしまったので、2つめの話題はまた次回、今日はこの辺で。

 

 

著者プロフィール

山中もとお

2006年8月 株式会社フルスピード入社SEMを中心としたコンサルティング業務に従事。 2009年10月東京から札幌に移住してインターネット広告代理店設立に参画し取締役就任。 設立4年で20億の売り上げを達成! 北海道からIT業界を盛り上げるために奔走中。

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山中もとお