リスティング広告のインハウス・コーチングにおける手順と秘訣~④~
こんにちは、山中もとおです。
さて、リスティング広告のコーチングにおける手順と秘訣も今回で最終回です。
これまでははコーチングの手順などを執筆してきました、前回の最後にリスティング運用における代理店の役割は大きく変わると書きましたが、Googleがそのように指し示している暗示を、具体的に紹介します。
大きく分けると以下の4点です。
①媒体主催のセミナー&勉強会
②自動調整の仕組み
③キーワードすら追加する必要が無くなる
④そして全自動化へ
以下で説明します。
①媒体主催のセミナー&勉強会
Googleオープンビジネスパートナーの方はご存知の通り、定期的にGoogleもYahoo!も代理店のみではなく、一般担当者にも参加資格を与えてセミナーや勉強会を定期的に開催しています。
最近参加させてもらったGoogleの勉強会では、お弁当とお茶まで無料配布され、北海道からの航空券代金まで負担してくれるという高待遇でした。
かつて、このようなイベントは一部の上位代理店の社員にのみに出席が認められていたのですが、門戸が開かれ大変進歩したなと感じています。
勉強会自体も内容が充実しており、スタッフも大勢いてすごくコストをかけているなと感じました。
今後もこういった機会は地方でも展開する予定ということですので、さらに拡大していくでしょう。
②自動調整の仕組み
これは知らないうちに、使用している人も多いと思いますが自動入札機能の精度がバツグンに上がってします。
クリック数の最大化を目的とした場合や、入札単価を優先する方法など様々な選択肢があります、これもかつては人力でシコシコやっていたことですので、便利になりました。
③キーワードすら追加する必要が無くなる
動的検索広告という新しい機能が実装されて話題を呼んでいます。
これは、そのターゲットサイトの中に含まれている文言の中から、自動的に配信ワードを選定するという機能です。
これにより、ターゲットワードの多いECサイトなどは、商品に関するワードを追加する必要が限りなく無くなるのです。
④全自動化へ
洗濯機の話ではありません、リスティング広告の話です。
上記に加えて、コンバージョンオプティマイザーという機能を駆使することで、目標のCPAに応じて運用することが可能です。
効果を生み出すまでに、実装してから時間が掛かる事や、コンバージョン数の制限などいろんな条件はあるのですが、これが普通に機能すれば細かい調整は機械に任せて、担当者は大枠の計画に時間を割くことができます。
この一連の流れを見ても、代理店に運用を依頼する意味はかつてとは大きく変わり、作業だけをシコシコと行い、イマジネーションが乏しい会社はやがて衰退していくと考えています。
今回でリステイング広告のコーチングに関する会は終了です。ありがとうございました。
今日はこの辺で。